成願寺は「ご祈祷」を行うお寺です。
葬儀や法事、ご先祖供養などの「供養」は、主としてお寺が行うものです。いっぽう、「祈祷」と聞くと、神社へのお参りを思い浮かべる方が多いかもしれません。実際、供養のみを行う宗派のお寺が多数を占める中、真言宗のお寺は「供養」と「祈祷」の両方を行います。
誰もが生まれたら名前をつけられ、成長するにつれて受験や就職などの試練を経験し、結婚、子どもの誕生などの節目を迎えます。長い人生の中では、仕事や人間関係に悩むこともあるでしょう。節目で迎える出来事から、日々の思い、お悩みまで、何でもお聞かせください。ふさわしいご祈祷を行います。
ご祈祷には、成願寺にお越しいただいて行うものと、ご指定場所に伺って行うものがあります。
護摩
護摩とは、皆さまの願いが叶うように仏様に伝えるための儀式のひとつです。起源は古代インドのバラモン教にあり、密教で盛んにおこなわれるようになりました。修法としては、護摩木(ごまき)や五穀などの供え物を炎に投じます。護摩そのものに息災などの意味があり、智慧の炎が一切の煩悩を焼き尽くすといわれています。
厄除け
降りかかる災厄を祓い、運が開けていきますようにというお願いと、よくない星周りに当たる方に災いが起きないようにというお願いを込めて、ご祈祷を行います。厄除けを行う年齢は数え年で決まっており、男女で異なります。一般的に知られている厄年のほか、廻り厄年や八方塞がりなど、注意すべき年があります。自分の厄年がよくわからない方、厄除けの予約をしたい方は、お気軽にお問い合わせください。
地鎮祭、棟上げ、屋払い
地鎮祭とは、文字通り「土地を鎮める」儀式です。その土地にいらっしゃる神様に、「今から建物を建てます」とお伝えし、工事に関わる人の安全や、建物の完成後の発展をご祈祷します。 棟上げは、建物の枠組みができた段階で、改めて工事の無事や完成後の発展をご祈祷する儀式です。 屋払いは、建物が完成した際に行いますが、築後、何年か経った建物でも可能です。住んでいて、何となくよくないことが続くので、という理由で屋払いをされる方もいらっしゃいます。また、自動車加持を1年に1回行う方がいるのと同じように、家についても1年に1回のご祈祷を依頼されるご家族もあります。 地鎮祭、棟上げ、屋払いでは、ご指定の場所に伺います。家、マンション、アパート、お店、会社、工場など、あらゆる建造物が対象です。
自動車加持(出張対応のみ)
自動車は、荷物の運搬、通勤、レジャーなどに利用される便利な乗り物です。同時に、交通事故などの危険と隣り合わせです。運転者や自動車の無事を祈願する自動車加持についてもお勤めをいたします。バイク、自転車についてもお受けします。
お供え物に特に決まりはありませんが、「海のもの」「山のもの」「里のもの」をご用意いただくとよいでしょう。わからない場合は、事前にご相談ください。
お供え物の一例
海のもの:ワカメ、昆布
山のもの:イモ類、キノコ
里のもの:野菜(大根、ニンジンなど)
ご祈祷の内容は、人それぞれです。
以下に記載したのは、さまざまなご祈祷の種類です。
皆さまに代わって仏様にご祈祷し、実現をお祈りします。
家内安全
家族一同に災いがないように
身体健康
身体が健康でありますように
交通安全
自動車、オートバイ、自転車等の事故がないように
商売繁盛
商いがうまくいき、利益がでますように
開運厄除
厄を祓い、大難→小難→無難と運を開いていくこと
学業上達
学問に素晴らしい進歩がありますように
学業成就
学問を身にそなえ、願いが叶いますように
合格祈願
志望する学校、資格、会社(試験日、番号等)を
願い事と一緒に書いていただきます
病気平癒
病気や傷が回復しますように
病気全快
病気や傷が治りますように
心願成就
心の中で立てる願いが叶いますように
五穀豊穣
穀物や農作物が豊作になりますように
良縁成就
自分に合った人とめぐり逢えますように
子授祈願
子を授かりますように
(夫婦の名前と生年月日を書いていただきます)
安産祈願
無事にお産ができますように
(夫婦の名前と生年月日を書いていただきます)
社内安穏
会社が平穏無事でありますように
釣運向上
魚釣りの成果がよくなりますように
報恩謝徳
恩徳に感謝し報いる