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成願寺について
成願寺について
人と人が巡り逢い、気楽にお話しできるお寺です。

人と人が巡り逢い、気楽にお話しできるお寺です。

成願寺は、真言宗醍醐派のお寺です。
お寺の役目である葬儀や法事などの「供養」に加え、「祈願」も行います。仏壇やお墓のこと、地鎮祭、命名、家相、厄除けなどについてもご相談いただけます。
成願寺は、お寺に持たれがちな”堅苦しさ”とは無縁のお寺です。皆さまが集まり、お話ししていただける場所でありたいと考えています。仏事のご相談から、日常生活に生じるお悩み、あるいはおしゃべりをしたいという理由でも結構です。どうぞ、気軽にお立ち寄りください。

成願寺界隈の歴史

成願寺界隈の歴史

暗越奈良街道沿いにある静かなお寺です。

成願寺は、「暗越(くらがりごえ)奈良街道」沿いにあるお寺です。
暗越奈良街道とは、大阪から暗峠(くらがりとうげ)を越え、生駒(奈良)に至る道。奈良時代、大阪の難波と奈良の平城京を結ぶ道として使われてきました。
暗越奈良街道は万葉集に詠まれたほか、弘法大師も歩いたという説、また、修験道(しゅけんどう)を開いた役行者(えんのぎょうじゃ)の伝説も残っています。江戸時代には松尾芭蕉が「菊の香に くらがり登る 節句かな」と俳句に詠みました。
車道が整えられたのは昭和時代に入ってからで、国道308号線として指定され、「日本の道百選」としても知られています。道幅が狭く、急勾配が続くところが多く、豊かな自然に恵まれています。昔の面影を色濃く残した道として、ハイキングに歩いた経験がある方もいるでしょう。
成願寺は、暗越(くらがりごえ)奈良街道のほぼ中間にある、とても静かなお寺です。

住職ご挨拶

住職ご挨拶

成願寺の
ホームページにようこそ。

成願寺のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。副住職の山﨑義党(やまざき・ぎとう)です。
皆さまは、お寺に足をお運びになったことがありますか。また、お坊さんとお話しをした経験はあるでしょうか。一般的には、「お寺に行く機会がほとんどない」「敷居が高いと感じる」「お坊さんの声は、お葬式のときのお経で聞いたきり」という方が多いようです。
成願寺を「皆さまが気軽に集まれるところ」「お坊さんや、居合わせた方々といろいろなお話ができるところ」として知っていただきたいと考えて、ホームページをつくりました。

どなた様も
会話ができるお寺です。

私は、お寺が「人と人が巡り合い、お話しができる場所」にしたいと考えています。お話しの内容は、仏事のご相談のほか、個人的なお悩みでも結構です。「会社の仲間には話しづらいが、聞いてほしい」、あるいは「おしゃべりを楽しみたい」という理由でももちろん結構です。近年は、「大阪に引っ越して来たが、お墓や仏壇について誰に相談したらいいのかわからない」「夫婦とも高齢で、ご先祖供養が気がかりだ」「私は一人娘だけど、結婚したら実家のお墓はどうしたらいいのだろう」といったお悩みも増えています。成願寺にお越しいただき、私や仏様の前でお話ししてみてください。ご相談には真摯に対応します。お悩みや問題が解決しなくても、お坊さんや仏様に話すだけで、心がスッとします。
どなた様もお気軽にお越しください。

真言宗について

成願寺は、真言宗のお寺です。
真言宗の宗祖である「弘法大師(こうぼうだいし)」という名前を聞いたことがあるという方は多いと思います。弘法大師は774年、現在の香川県善通寺市にあたる讃岐の国に生まれ、名を「真魚(まお)」といいました。幼いころから仏縁が深く、修行を重ねた結果、密教の教えこそ真理だと悟ります。師を求めて唐(中国)に留学するにあたり、「空海(くうかい)」と名を改めました。帰国した空海は真言宗を確立します。弘法大師とは、空海が死後に送られた名です。

密教とは

真言宗のご本尊である大日如来(だいにちにょらい)だけが知り得る奥義で、すべての仏教の究極の真理という意味を持ちます。大日如来の教えは、インド、中国、日本の8人の高僧である「真言八祖」(しんごんはっそ)に受け継がれました。8人の中の1人が、弘法大師です。
密教は、顕教(けんぎょう=わかりやすく、顕(あらわ)に説いたとする仏教)と相対する位置にあり、言葉や文字だけでは内容を知ることはできないとされ、教えを知るためには仏と一体になることだと弘法大師は説いています。密教独自の作法があり、そのひとつが護摩です。

「供養」と「祈願」を両方行うのが真言宗の大きな特徴のひとつです。葬儀や法事などの「供養」に加え、地鎮祭、建物や自動車のご祈祷、厄除けなど幅広く行うことができます。
なお、真言宗はどなた様にも信仰いただける宗教です。成願寺は宗派の違いはもちろん、皆さまにお集まりいただけるお寺です。

真言宗醍醐派について

真言宗の中にもいくつか宗派があります。成願寺は、真言宗醍醐派のお寺です。醍醐派の祖は、弘法大師の孫弟子にあたる理源大師(りげんだいし)です。理源大師は、修験道(しゅげんどう)に力を入れた人物としても知られています。

成願寺の本山

本山は京都市伏見区にある醍醐寺です。世界遺産として有名なお寺です。
醍醐寺は874年(貞観16年)に建立されました。醍醐天皇の御願による薬師堂、五大堂、伽藍、釈迦堂に続いて五重塔が落成し、下伽藍が完成しました。その後も伽藍が整備され、1115年(永久3年)には三宝院が建立され、醍醐寺発展の基礎が確立されました。

修験道(しゅげんどう)と山伏のこと

修験道(しゅげんどう)と山伏のこと

修験道とは、山に登り、お経を読むなどの修行をして悟りを得ることを目的とする宗教です。山には力があるとされていた、日本古来の山岳信仰にルーツをもちます。修験道の開祖は役小角(えんのおづぬ)で、役行者(えんのぎょうじゃ)とも呼ばれており、平安時代の史書である「続日本紀」にその名が見られます。
修験道の行者を、山伏といいます。白衣に袈裟の装いで法螺貝(ほらがい)を抱えた姿で知られています。昔の山伏は山で修行をし、里に下りては村人たちの病気の治癒を願ってお加持をするなどの行いをしていました。
副住職の私は、お坊さんであり、同時に山伏でもあります。毎年、大峰入峰や花供入峰で信者の皆さまと登山をしていますが、そのときも水行(すいぎょう)で体を清め、山伏の装いに身を包み、「慚愧(ざんぎ)懺悔(ざんげ)六根清浄(ろっこんしょうじょう)」と言いながら山に入ります(皆さまは通常の登山用の服装で結構です)。

「慚愧(ざんぎ)懺悔(ざんげ)六根清浄(ろっこんしょうじょう)」とは

「慚愧懺悔」とは自分のしたことを悔い改める、「六根」は五感+心、「清浄」は清らかにという意味です。 大峰入峰などでご一緒する信者の皆さまは、「家族の健康」「商売繁盛」「1年間、無事に過ごせますように」など、それぞれの思いを持っています。皆で一緒に聖なるお山に入り、お経などのお勤めに励み、仏様に思いを伝えています。

成願寺の仏

成願寺の仏

成願寺の本尊は、中央手前の聖観音(しょうかんのん)です。脇侍左(わきじひだり)、つまり向かって左が不動明王(ふどうみょうおう)です。ご不動さんとも呼ばれています。脇侍右(わきじみぎ)、向かって右が弘法大師です。
仏様の前に座るだけで、心がホッと落ち着きます。仏事のご相談やお悩み事、あるいは会話を楽しみたいときは成願寺にお越しいただき、ぜひ仏様の前でお話しください。

法螺貝のこと

法螺貝

貝の一種である法螺貝の貝殻を加工すると、笛として使えるようになります。法螺貝が奏でる音は「獅子の声」という説があり、魔を払う、悪いものを寄せ付けない意味合いがあります。護摩などの儀式やお勤めに使うほか、山の中では先頭の人が目的地に着いたなどの合図として使います。
成願寺では、一緒に御祈願をするうちに法螺貝に興味を持つようになった方がおられ、今では法螺貝の吹き方を教えて差し上げる機会が増えています。ホラ貝が好きな私は「作るほうに挑戦しよう」と考え、今は法螺貝づくりも手掛けています。さまざまな音色を出す法螺貝づくりは難しいのですが、皆さまと法螺貝に親しむ時間を共有できればと思い、日本でも数少ない法螺貝の作り手として努力しています。

年中行事

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住職の日記

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お寺が「人と人が巡り合い、お話しができる場所」
にしていきたいと考えています。

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